人は、機械ではありません。心をもった生命(いのち)です。薫陶塾は、医療コミュニケーションの上手なキャッチボールで医療技術を包み、地域医療の未来を応援します。
みなさまからのご意見をお聞かせください。よりよい医療実現の参考にさせていただきます。但し、医療相談は承っておりませんのでご了承ください。
 


「“有害事象”がでたら、いつでもやめることができます」と事務的に繰り返す治験コーディネーター。突き放されたように感じる被験者の気持ちがわかりますか?
たとえ“人体実験”といわれようとも、患者は治りたい一心で参加しているのです。医療を受ける患者の目からすれば、医師も看護婦も治験コーディネーターも等しく、この“病んで弱い”立場の私を治療してくれる医療者です。
「治験コーディネーターの押しつけがましい説明を聞いているうちに、次第に気持ちが退いていきました。この私が “知りたいこと” を教えてください!」というのが正直な患者の気持ちです。





研修参加者の声


治験に関してはとくに、医療者側が充分な知識を持って望むことの必要性を感じました。プラセボを飲む可能性や治験の方法が分からないことなど、患者さんにとって分からないことばかりで不安が多いのだから、落ち着いて明確に答えることが、患者さんにとって非常に重要です。医療面接自体のトレーニングの必要性も、医学的な知識の必要性も非常に強く感じました。

人と接する職業だけに、そう簡単にうまくいかないと感じた。患者側の知識が向上している時代なので、対応をうまくしないと不信感をつのらせてしまう。そのためこのようなトレーニングをうけ自信をもって対応することが必要になるのではないかと思った。

今回の実習で特に感じたのが、言葉の大切さである。言葉の使い方で、治験のインフォームド・コンセントが非常にやりやすくもなるし、患者との信頼関係をぶち壊すことにもなりかねないことがよくわかった。

インフォームド・コンセントで一番必要なのは根気だと思った。難しい言葉を避けてもやはりやることは複雑なので被験者やその家族は混乱しやすい。説明して分かったつもりの所もまた分からなくなってしまうこともよくある。大切なのは医療者の一定した説明、分からないことへの的確な解答、そして分かってもらおうとする努力、分かろうとする被験者の協力だと思った。


【「薬の知識 11月号」〜話題の病院・話題の施設/薫陶塾〜
(Vol No.11 2001)】


 
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