人は、機械ではありません。心をもった生命(いのち)です。薫陶塾は、医療コミュニケーションの上手なキャッチボールで医療技術を包み、地域医療の未来を応援します。
みなさまからのご意見をお聞かせください。よりよい医療実現の参考にさせていただきます。但し、医療相談は承っておりませんのでご了承ください。
 


「はい、わかりました。ありがとうございました」と深々と頭を下げる患者は、はたしてあなたの説明の何パーセントを理解しているでしょうか?
突然「がん」「悪性」という言葉などが耳に入ってきたとき、患者や家族の頭の中はどんなでしょう?
その瞬間にわき起こってきた感情へ気遣ってもらうことで、患者や家族は少し落ち着き、ようやく医師の説明を聞くことができる体勢になるのです。
 ●インフォームド・コンセントを “取る”。
 ● 何が何でも、満遍なく、誰にでも、軽重なく説明 しなければならない。
 ● 質問には科学的に正しい答えを用意しなければならない。
 ● リスクや副作用は十二分に説明しておかないと後がこわい。
という医療者の考え方、姿勢が落とし穴です。






研修参加者の声


医療を行っていく上で、医師―患者のよりよい関係を築く基礎となるインフォームド・コンセントは欠かせないものである。いかに円滑に行うかは話し方など経験によるとことも大きい。その経験を積むという意味で、SP(薫陶塾MITP)参加の実習を行うことが重要なのではないだろうか。

医師と患者の認識のズレをこの目で見たような気がした。患者が理解し、自分の意思で決定できるという段階までいくのは、本当に難しいことだと感じた。医師として患者のニーズに応えることが重要であろう。医師が患者に話すときの顔の表情や微妙な言葉使いが、非常に患者に反映するものと感じた。治療の十と一の間に揺れ動く患者を、身近な人間として、思いやりを持って接するべきであると感じた。

患者が尋ねていることに、いかに迅速に、的確に分かりやすく説明するかが非常に難しいと感じた。患者からの質問内容は予測がつかないので、常日頃から患者の立場に立って物事を説明できるような考え方をしないといけないと思った。また、患者が主体の医療ということを忘れてしまいがちだと思った。患者を待つ姿勢が大事だと思った。

日頃自分が患者さんやその家族に対して行っている説明はわかりやすいのか、研修を終えた後考えさせられました。一歩離れた立場で見ることができたので、普段何気なく口にしている言葉の中には相手に不信感を与えてしまうものもあるということに気づかされました。

現場に近いものを経験でき、いろいろな角度からインフォームド・コンセントについて考えることができました。コミュニケーションの難しさ、説明の難しさを感じたのと同時に、これから考えていかなければならないこと、医師として忘れてはいけないこと(相手の立場に立って考えるというあたりまえにやらなければならないこと)を再認識することができました。ありがとうございました。


社団法人 日本内科学会(認定内科専門医会 編)
「共に学び育み合うインフォームド・コンセント」
(208KB)



 
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